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ディスカバリー号最後の雄姿

「ディスカバリー号、最後の雄姿」

ディスカバリー号(OV-103 “Discovery”)は、コロンビア、チャレンジャー号に続いて3機目に建造されたスペースシャトルであり、1984年8月31日にSTS-41Dで初飛行をしました。
建造は1979年8月から開始され、1983年11月9日ケネディ宇宙センターに輸送されました。過去のスペースシャトルの建造経験を反映した結果、完成した時点ではコロンビア号よりも約3,116kgの軽量化に成功しました。

ディスカバリー号は、チャレンジャー号の事故とコロンビア号の事故後の2回目の飛行再開フライト(1988年のSTS-26と2005年のSTS-114)にも使われ、最高齢の宇宙飛行士(STS-95で77歳のジョン・グレンが搭乗)、初めての女性パイロット(STS-63のアイリーン・コリンズ)、私たちに美しい宇宙の姿を届けてくれるハッブル宇宙望遠鏡の打ち上げ(STS-31)にも使われました。

日本人宇宙飛行士としては、向井(STS-95)、若田(STS-92,STS-119)、野口(STS-114)、星出(STS-124)、山崎(STS-131)各宇宙飛行士が搭乗しました。

38回目の飛行となった前回のSTS-131ミッション終了時点で、ディスカバリー号は合計で351日と17時間の飛行を行い、地球を5,628周回しました。
(飛行距離は月まで288往復、あるいは太陽まで1.5往復の距離に相当。)

ディスカバリー号はSTS-133ミッション終了後、安全化作業が行われた後、スミソニアン博物館へ運ばれて展示される予定になっています。

宇宙開発に数々の歴史を刻んできたディスカバリー号。いま、ケネディー宇宙センターには、この最後の雄姿を見に、たくさんの人たちが詰めかけています。(立花)

(写真はNASA HPより)

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宮内 陽介/Yosuke Miyauchi 地域開発事業部/農林水産研究センター センター長 千葉大学大学院園芸学研究科環境園芸学専攻修了 博士(農学) 大学の修士、博士課程では、「中国乾燥地におけるダイズの多収栽培技術開発」という研究課題のもと、新疆ウイグル自治区に赴き現地の研究者ともに栽培技術の確立を行った。2012年リバネス入社。自身の研究経験を活かし、2016年にアグリガレージ研究所を設立、2019年より農業や畜産業に限定されない分野横断的な研究を積極的に推進していくため農林水産研究センターを立ち上げ、研究・技術開発を推進する。

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