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種、宇宙へ

未来の宇宙生活を夢見て 種、宇宙へ

『宇宙空間に、植物種子を長期保管することはできるのだろうか? 』

137億年前に宇宙が誕生してから生まれた膨大な量の元素は、やがて集まって星となり、46億年前に私たちの住む地球が誕生しました。そして、私たち地球上の生命は、40億年前に誕生して以来、地球環境の変化に影響を受けながら、多様な進化を遂げてきたのです。

20世紀半ば、人類は未知なる宇宙へと歩み始めました。将来、私たちの子孫は当たり前のように宇宙で生活を送ることになるかもしれません。宇宙での生活に欠かせない食料や酸素の供給源として重要となるのは、植物です。しかし、これまで地球上で進化を遂げてきた植物が、宇宙環境の中でいったいどのような影響を受けるのかは、まだ詳しく解明されていません。そこで宇宙教育プロジェクトでは、国際宇宙ステーション「きぼう」日本実験棟で長期間保管された植物の種子が宇宙空間でどのような影響を受けるのか、全国の高校生や研究者とともに調査・研究します。

人類の未来を拓くこの重要なミッションを、皆さんの力を合わせて成功に導きましょう。

 

 

宇宙教育プロジェクトのミッション

宇宙に滞在した種(宇宙種)と地上で保管した種(地球種)を同じ条件で育て、宇宙環境が生き物に与える影響を調べよう!

宇宙種と地球種を同じ条件で育成し、発芽の確率や成長速度、葉の数などさまざまな点を比較・観察することで、宇宙環境が生き物に与える影響を探っていきます。

研究ノート

研究教室の様子

人工気象器の中で育成中

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宮内 陽介/Yosuke Miyauchi 地域開発事業部/農林水産研究センター センター長 千葉大学大学院園芸学研究科環境園芸学専攻修了 博士(農学) 大学の修士、博士課程では、「中国乾燥地におけるダイズの多収栽培技術開発」という研究課題のもと、新疆ウイグル自治区に赴き現地の研究者ともに栽培技術の確立を行った。2012年リバネス入社。自身の研究経験を活かし、2016年にアグリガレージ研究所を設立、2019年より農業や畜産業に限定されない分野横断的な研究を積極的に推進していくため農林水産研究センターを立ち上げ、研究・技術開発を推進する。

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