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東京都中野区、み子ちゃん農園開園!

中野区にある野方小学校で、6月24日と25日に種まきが行われました!

小学生が育てるのは「八重生(やえなり)」という品種の東京の地大豆です。

 

中野区は、児童に食に対する関心を深めてもらうことを目的としてプロジェクトに協力しています。

また、地元の野方商店街でも大豆の栽培が軌道に乗った段階で、「宇宙大豆」を活用した商品開発などができないか検討しています。

 

24日は、校庭に全校児童が集まり、花岡光明校長から宇宙大豆のプロジェクトに野方小学校が協力することの説明などがあり、続いて「宮坂醸造株式会社」の取締役でプロジェクトを統括する杉浦孝則氏が「東京都の代表として皆さんに八重生(やえなり)を150粒余り育ててもらいます。1粒の種から100粒ぐらいの大豆が取れます。大切な大豆なので大事に育てて、今年の秋には1500粒にしましょう!」と呼びかけました。

 

種まきは24日と25日の2日間に別けて、学年ごとに行われました。

 

最初に実習を行ったのは3年生3クラスの児童たち。

児童の代表から「来年、宇宙大豆が来るのが楽しみです。大豆を大切に育てたいと思います。」と挨拶があった後、「株式会社リバネス」の部長であり農学博士でもある塚田周平さんからは、「大豆は栄養豊富な食品です。中国で育てられ弥生時代に日本にもたらされ、日本人は様々な形で利用してきました。今年は練習ですが、失敗しないように半年間、大切に育てて観察し、他の植物とどのように違うのか、大豆でどんな食べ物ができるのかなどを勉強してください。」と話がありました。

その後、種まきの準備の説明があり、児童らは土と砂を混ぜ、混ざった土を腐葉土とともにプランターに入れ、塚田さんからもらった種3粒をプランターに播きました。初めて「八重生(やえなり)」を受け取った児童からは、「黄色っぽい」「つるつるしている」といった感想が聞こえました。「各クラスに3個づつ割り当てられたプランターは、校舎の裏に集められ、「み子ちゃん農園」と命名されて育てられます

 

大豆は1週間ほどで発芽し、3~4ヶ月で枝豆状になり、11月に収穫できる見込みです。収穫までの間、理科や社会の授業に活用するとともに、データーの収集などが行われ、来年の「宇宙大豆」栽培の本番に備えます。

 

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宮内 陽介/Yosuke Miyauchi 研究開発事業部/農林水産研究センター センター長 千葉大学大学院園芸学研究科環境園芸学専攻修了 博士(農学) 大学の修士、博士課程では、「中国乾燥地におけるダイズの多収栽培技術開発」という研究課題のもと、新疆ウイグル自治区に赴き現地の研究者ともに栽培技術の確立を行った。自身の研究経験を活かし、2016年にアグリガレージ研究所を設立、2019年より農業や畜産業に限定されない分野横断的な研究を積極的に推進していくため農林水産研究センターを立ち上げ、研究・技術開発を推進する。

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