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宇宙ナカセンナリにうどんこ病発生!

間を空けてしまいましたが、
ナカセンナリの状況レポートです。

気温が下がり莢の色が変わってきているところですが、
実は葉にうどんこ病が発生してしまいました。

秋の台風が続いた後から少し出てきていたのですが、
ここにきて蔓延してしまいました。

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上の写真のように、特に手前の株で酷く、
葉は真っ白です。
接写してみるとこんな様子です。↓

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【うどんこ病写真】

ダイズのうどんこ病について少し調べてみたところ、
遺伝的に耐性を持つ品種と持たない品種があるようです。
ナカセンナリは持たない品種であることが分かりました。
残念。
本校ではリバネスさんからいただいた種子以外にも
ナカセンナリの種子を撒いて露地栽培していますが、
こちらもうどんこ病にかかってしまいました。

対策として薬剤散布をしました。
ダイズのうどんこ病に対応する殺菌剤を見付けることができず、
トップジンM水和剤が他の作目でうどんこ病を対象としていたので、
(ダイズに対しては紫斑病と菌核病に適用でした)
これを試用しました。

莢はこんな様子です。↓

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【莢写真】

収穫まで辿り着いてくれるように
見守っています。

記事:清水

 

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宮内 陽介/Yosuke Miyauchi 地域開発事業部/農林水産研究センター センター長 千葉大学大学院園芸学研究科環境園芸学専攻修了 博士(農学) 大学の修士、博士課程では、「中国乾燥地におけるダイズの多収栽培技術開発」という研究課題のもと、新疆ウイグル自治区に赴き現地の研究者ともに栽培技術の確立を行った。2012年リバネス入社。自身の研究経験を活かし、2016年にアグリガレージ研究所を設立、2019年より農業や畜産業に限定されない分野横断的な研究を積極的に推進していくため農林水産研究センターを立ち上げ、研究・技術開発を推進する。

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